出産前、どの育児グッズが必要なのか全くわからなかった頃。
私は友人が、自分の子供に赤ちゃん用浮き輪を使用しているのをSNSで見たことがあります。
まだ自分で上手く動けない赤ちゃんが、浮き輪を使用することが斬新でびっくりしたと同時に、「なんてかわいいんだろう」と興味をひかれました。
そして産後しばらくして、すくすく育って活発になってくる我が子を見て、お風呂でぷかぷかと楽しく過ごさせたいと考えていた私。
私が実際に、赤ちゃん用浮き輪の使用を検討し調べていくと、どうやらメリットだけではなく、大きな注意点もありそうです。
私なりに感じた赤ちゃん用浮き輪を使用するメリットと、必ず守りたい注意点についてそれぞれ紹介したいと思います。
赤ちゃんがお風呂で使える浮き輪の種類
赤ちゃんがお風呂場で使える浮き輪の種類は、使用年齢を1歳未満で考えると2種類のみになります。
使用可能なものは、赤ちゃんの首回りに装着する首浮き輪と呼ばれる浮き輪。
もう1つは赤ちゃんの胴回りにフィットする身体用の浮き輪です。
胴回りにつける浮き輪ならなじみがあるけれど、首に着ける浮き輪って実際にどういう物なんだろう?
イメージがわかないなあ。
そういうあなたのために、更に詳しく紹介していきたいと思います。
首が座る前から使用できる首浮き輪
首が座る前から使用できる浮き輪とは、どのようなものでしょうか。
有名なのは、イギリス生まれの浮き輪型スポーツ知育道具で、スイマーバの首リング。
【公式】スイマーバラップ ~0歳から始めるプレスイミング~ official Video
商品名 首リング 価格 3,520円(税込) 対象年齢・重量 アゴが乗せられるようになってから生後18ヵ月かつ体重11kgまで 素材 塩化ビニル樹脂 *子供が舐めても大丈夫な安全基準に適合した素材で製造。
サイズ 2種類あり。 平均より体が小さめの
赤ちゃん用のプチ首回り 約26㎝
首回り内径 約9㎝
通常サイズのレギュラー
首回り 約29㎝
首回り内径 約9㎝
引用:https://swimava.jp/product/neckring/
公式動画を見てみると、装着してぷかぷか浮かんでいる姿は、赤ちゃんも怖がることなく楽しんでるように見えます。
胴回りに装着する浮き輪
こちらもスイマーバから発売されています。
商品名 ボディリング 価格 3,740円(税込み) 対象年齢・重量 生後6ヵ月~2歳ごろまで 素材 塩化ビニル樹脂 *子供が舐めても大丈夫な安全基準に適合した素材で製造。
サイズ 2種類あり。
ベビー(胸囲が約43~49㎝の子供用)胴回り約48㎝キッズ(胸囲が約48~52㎝までの子供用)胴回り約52㎝引用:https://swimava.jp/product/neckring/
こちらは、馴染みのある浮き輪なので、使用イメージがつきやすいです。
どちらも赤ちゃんが使うと、ぷかぷか楽しく遊ぶことができそうです。
ただ、どちらも見ていて一つ疑問が。
そもそも赤ちゃん用の浮き輪ってどんな時に使えばいいの?
お風呂以外でも使用目的があるのかな。
私も、息子に使ってみたい。
気になる赤ちゃん用浮き輪の使用目的については、次に紹介しています。
赤ちゃんのお風呂用浮き輪の使用目的
時々赤ちゃん用の浮き輪を、使用している赤ちゃんをSNSやネット上で見ることがありますよね。
でも首が座らない頃から使用できる赤ちゃん用浮き輪。
どうして使用するのか不思議ですよね。
- 使っている見た目がかわいいから?
- 親が入浴する時に手が空くから?
便利グッズにも見える赤ちゃん用浮き輪。
実はお風呂場で使う育児のお助けグッズではありません。
赤ちゃんが生まれて初めて水の中で、身体を動かすために使用する浮き輪型スポーツ知育用具です。
しかし親が1人育児を行うことの多い今では、手軽に子供をお湯に触れさせることができる育児グッズとして重宝されています。
さらに赤ちゃん用の浮き輪があれば、水の中で足を動かしたり、程よい負荷をかけたりすることができますよね。
赤ちゃんが浮き輪を使用すると以下のメリットが生まれます。
- 全身運動で程よく疲れて快眠。
- 親子で楽しくコミュニケーションの時間を作れる。
- 水への恐怖心を遊びを通してやわらげる。
赤ちゃんの発達に大切な、日頃の適度な運動。
大切な事と頭ではわかってはいても、親は疲れ果てている日々。
毎日のように親が、1対1で子供を楽しませながら運動するのは簡単ではありません。
私も、最近活発になった息子を、思いっきり身体を使って遊ばせるのはとても大変です。
そんな時、上手に道具を取り入れて、子供も思いっきり遊ばせることができれば楽しく過ごせると思います。
赤ちゃん用の浮き輪のメリットや使用目的は分かったけど、水に触れさせるための道具だから、安全面が心配。
使い方など注意した方がいいことはあるの?
とても便利な赤ちゃん用浮き輪ですが、使い方を誤ると非常に危険です。
次の項目で説明します。
とても大切なことなので、ぜひ読んでください。
赤ちゃんのお風呂用浮き輪の危険性
赤ちゃん用浮き輪は使い方を誤ると、非常に危険なことがわかっています。
消費者庁より以下の注意喚起が、ホームページ上で公開されています。
令和2年3月に、首掛け式乳幼児用浮き輪を入浴中に浴槽で使用していたところ、保護者が目を離した隙に、浮き輪をしたままの乳児(0歳)が意識を失っていた。
過去にも、首掛け式乳幼児用浮き輪を浴槽で使用した際、親が目を離した隙に子どもが溺れる事故が発生しています。
他に溺れる原因として、あごが完全に首掛け式乳幼児用浮き輪にのっていないと、頭が抜け落ちてしまうことがあります。
また、首周りが苦しそうだからと空気を抜き気味にするなど、空気の量が少ない場合も事故につながるおそれがあります。
このような事故が度々発生している現状があります。
今回は、首浮き輪についての事故を紹介しましたが、危険性については胴回り用の浮き輪でも同じことが言えます。
また、乳児用浮き輪を販売しているスイマーパの公式ホームページでも、浮き輪自体は生命を維持する、保護する目的の商品ではないため、使用するときは注意をしてほしいと注意喚起を実施。
このことをふまえて、使用するとき保護者が気を付けるべきことは以下の4点
- 保護者は目を離さない。
- 浮き輪を装着した時に、ゆるかったり違和感があったら使用しない。
- 道具の安全チェックを行い、破損している部分があれば使用しない。
- 入浴時のお助けグッズとして使用しない。
赤ちゃん用浮き輪は、子供と一緒に遊ぶ知育グッズとして使用し、目を離すような使い方を必ずしないようにしましょう。
私もこの商品を見た時、楽しくお風呂にはいれるかもしれない!
そう思いました。
しかし、楽しく便利に使える道具も、安心・安全があってこその物。
あくまでも、子供の成長や発達にプラスになる知育グッズとして、使用しないといけません。
まとめ
使えば可愛らしい、程よく運動にもなる赤ちゃん用浮き輪。
私は前から興味があったのですが、使用するかどうか迷っていました。
しかし今回きちんと調べてみると、自分が考えていた浮き輪の使い方と違うことが分かって、勘違いしたまま使用していたら危なかったと思いました。
我が家では、夏に差し掛かってきた最近では、ベビーバスに浅くお湯を貯めて遊ばせています。
それでも最近の我が子は、動き足りない様子が多いので、適切な使用方法や注意点をおさえて、本来の目的であるスポーツ用として購入を検討してみたいと思います。
実際に使ってみるか悩んでいる方も、赤ちゃんと一緒に楽しく遊ぶ目的で使ってみるといいでしょう。