私は温泉が好きで、気が向くといろいろなところに浸かりにいっていたのですが、最近、仕事などの都合で遠出が難しくなってしまいました。
気分だけでも温泉地に行きたいと考えるようになった時に目に入ったのが入浴剤の「日本の名湯」です。
雰囲気を楽しみたくて購入したので、正直そんなに使用感は期待していなかったのですが、浸かってみると単なる旅気分だけではなく、本物の温泉に入った後のような感覚をきちんと味わえる、とても満足度の高い入浴剤だと気がつきました。
今回の記事では、心も身体も安らぐ「日本の名湯」に関して、実際に利用した感想も含めて紹介していきます。
温泉っぽい入浴剤を探している方に、オススメですよ。
バスクリンこだわりの「日本の名湯」
入浴剤のメーカーとして誰でも聞いたことがあるバスクリンが、全国各地にある温泉地の方たちの協力を得ながら作った入浴剤が「日本の名湯」シリーズです。
北は北海道から南は九州まで、全国各地にある17種類の名湯の名がつけられた入浴剤があり、地域特有の温泉情緒と温泉らしい湯を楽しめるようなこだわりが、ひとつひとつの入浴剤に詰め込まれています。
これらの入浴剤を開発するために、それぞれの温泉地を訪ねて回り、実際に見た景色や感じた香りを、湯の色と匂いで表現されているそうです。
成分はもちろん、浸かりながら感じる湯質からもそれぞれの温泉にできる限り近づけてあり、使う種類によって、湯当たりも、入浴後の感覚も違います。
温泉独特の肌なじみの良いやわらかな湯質を再現しつつ、家の浴槽を傷めないように配慮されているため、毎日でも温泉のような湯に浸かって、リラックスすることができますよ。
残り湯での洗濯や、浴槽を洗う時などの色素沈着も、私が使った時には気にならず、ストレスなく利用できたのもよかったです。
人気の商品と口コミ
日本の名湯には、4種類の商品形態があります。
商品形態 | 商品の種類 | 販売価格(税込) |
アソートセット | 至福の贅沢(10種14包入) 通のこだわり(7種14包入) にごり湯の醍醐味(8種14包入) |
¥547~ |
450gボトル | 登別カルルス・乳頭 | ¥800 |
30g×5包入パック | 登別カルルス・乳頭・山代・十和田蔦 紀州龍神・嬉野・美作湯原・黒川 |
¥342 |
ギフトセット | 4種12包入、6種16~40包入 | ¥1,500~ |
なかでも、アソートセットと、1種類をたっぷり使えるボトル入りが人気です。
初めて使う場合には、アソートセットがいろんなお湯を試すことができておすすめです。
スーパーやドラッグストアの入浴剤コーナーに置かれていることも多いので、購入しやすいですよ。
お気に入りの温泉に何度も浸かりたいという場合は、450gボトルが便利。
毎日違った入浴剤を使って、非日常な特別感を得るのも素敵ですが、自分のお気に入りの温泉に毎日浸かるというのも最高のお風呂タイムですよね。
アソートタイプと併用して、お気に入りの割合を多くするのもアリです。
ちなみに、人への贈り物にする場合に便利なギフトセットもあります。
小さいお子さんがいる方への贈り物を選ぶときなどに、対象年齢などが気になるところですが、日本の名湯は生後3ヶ月から使えるので、安心してプレゼントできますよ。
今回は、人気のアソートセットとボトルタイプについて詳しく見ていきましょう。
旅気分を味わうならアソートセット
いろいろな湯を日替わりで試してみたいという希望を叶えてくれるのが、アソートセットです。
はじめて日本の名湯を使う場合は、ボトルサイズも販売されている人気の2種類を含めた10種類の入浴剤を試すことができる「至福の贅沢」がおすすめです。
温泉成分をすごくよく研究されており、本当に温泉にはいっているような気分になれますし、湯冷めしにくいです。
特に鳴子温泉は、すごくぬるぬると触りごごちがよく、お肌がツルツルになります。
こちら入浴した後に寝るのが特におすすめです。
特に寒い冬にはぐっすり眠れますし。引用元:amazonの口コミ
「通のこだわり」も、”温泉人生30年以上の温泉通が、おすすめの湯質を厳選し、詰め合わせたアソートセット”とのことですので、心地よいお湯が楽しめます。
「至福の贅沢」と「通のこだわり」は内容がかぶっていないので、いろんな入浴剤を試したいという方は、これら2つを購入して、17種類のお湯からその日の気分でどれに入るか選ぶのもいいですね。
透明湯よりにごり湯が好きな人には、にごり湯だけを1つのセットにまとめた「にごり湯の醍醐味」がおすすめです。
たっぷり使える450gボトル
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B002HMBU08/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_30PoFbQFEEDWS
日本の名湯の中でも人気の「登別(のぼりべつ)カルルス」と「乳頭(にゅうとう)」は、450gボトルでも販売されています。
特に登別カルルスは、とても温まり、湯冷めしづらいお湯になるので、毎年冬には欠かせないという方が多い入浴剤です。
Amazonでは、こういったコメントを見つけました。
この製品が発売された頃からのファンです。香りといい白濁した湯色といい、バランスのとれた上品さが、お風呂を楽しむ気持ちさせてくれます。温まる感じも良い上に、湯上りにほんのりと香りが残るのも、良いです。
引用元:AMAZONの口コミレビュー
乳頭も、登別カルルスほどではないですが温まるお湯で、アルカリ温泉に入っているような肌がつるつるしていく感覚が楽しめるということで人気です。
アソートセットやギフトセットで色々試した中で、特に気に入った物をたくさん使いたいとボトルサイズの購入を検討する方も多いようなのですが、スーパーやドラッグストアには置いていない事が多いため、通販での購入するのが確実です。
冷え対策としての入浴剤を探しているなら、とにかく温まりたいなら登別カルルス、温泉感も楽しみたいなら乳頭を使うのがおすすめです。
日本の名湯「至福の贅沢」の感想
ここからは私が購入した「日本の名湯」のアソートセット「至福の贅沢」を利用した感想を書いていきたいと思います。
これはにごり湯4種類、透明湯6種類の、計10種類が楽しめるセットで、全部で14包入っています。
今回は、にごり湯と透明湯、それぞれ1種類ずつに絞って書いています。
にごり湯からは最初に書かれている「登別カルルス」を、透明湯からは最後に書かれている「道後(どうご)」を選んでみました。
登別カルルス<北海道>
まず、包を開けて感じたのは、冬の空気のように澄んだ香りです。
冬や秋の夜の寒さを心地よいものに変えたいときはもちろん、夏に使うのも、気分が涼しいものになりそうです。
粉雪のようにサラサラした真っ白な粉を湯に溶かすと、粒が小さく軽いからか、一部が水面に浮かびました。
冬に凍った水面のようで綺麗だけれど、膜ができる感じなのかと少し不安になりましたが、手で軽くかき混ぜただけで、全て湯に溶けきり、均一な乳白色のお湯になりました。
湯に馴染むと、香りが冷たい雰囲気から、清潔感のある温かみを感じるものに変わったような気がして、少し不思議でした。
この入浴剤では、白雪と、登別の原生林、ヌプルペツという天然温泉が流れることで白く濁った川が、色と香りで表現されています。
登別には有名なヌプルペツとして大湯沼川があるのですが、温泉が流れているとはいえ原生林に囲まれた自然のなかにあるので、全身浸かるような場所ではなく、森林浴をしながら足湯を楽しめる観光地として人気のスポットです。
【体を芯まで温める】ということが書かれていたので、私はまず、登別に実際に旅をしたら欠かせないだろう、足湯として使ってみました。
足湯の状態でも、全身がしっかりぽかぽかしてくるのを感じたので、冬の寒い時期には重宝しそうです。
全身お湯に浸かった後は、お風呂上がりから布団に入るまで、2時間くらいあったのですが、普段は涼しく感じる部屋に居ても、湯上りのポカポカした感じがずっと続いていました。
登別カルルスは、寒い日に毎日でも使いたくなる人の気持ちがわかる、とっても温まる湯になりました。
道後<愛媛>
まずは、袋を開けた時の香りについてです。
どことなく清涼感のある爽やかな香りなので、私は初夏っぽいなと感じました。
水色の粒と、白い粒が混ざった粉をお湯に溶かすと、湯船の中はエメラルドグリーンに染まりました。
湯色は、小袋のパッケージに写っている道後温泉本館にある、御影石(みかげいし)で作られた湯船に張られたお湯を表現しているとのことです。
私は、粉の状態での見た目が御影石、湯に溶かしたら現地で目にすることになる湯色のようだなと感じました。
我が家のお風呂が狭くて明かりも弱いからか、結構深い色に染まりましたが、目に優しい色味です。
真っ白な風呂桶に湯を入れてみると、パッケージと同じ、明るい水色に見えました。
【肌がつるつるになる】と袋の裏側に書かれているのですが、確かに浸かっていると、肌の触り心地がなめらかになっていくのがわかります。
湯上りは、赤ちゃんみたいなやわらか肌になったように感じました。
この入浴剤は、アソートパック「至福の贅沢」に含まれている以外ですと、道後温泉の現地、または通販サイトお土産物屋さんで販売されている5包セットとして購入することができます。
そこでは道後温泉限定で「椿の香りの入浴剤」というのも取り扱われていて、日本の名湯シリーズの道後温泉は2種類が楽しめるようになっています。
引用元:http://dogo-himeya.com/?pid=147417083
こちらを使うと、椿の香りの赤いお湯に浸かることができますよ。
同じ湯質でも気分が全然違ってくるでしょうから、椿の咲く冬から春にかけての季節に、こちらも試してみたいと思っています。
道後では、美肌の湯を再現したことが納得できる、肌触りが気持ちいいお湯をたのしめました。
まとめ
今回の記事では、自宅のお風呂で温泉に行ったような心地が味わえる「日本の名湯」を紹介しました。
旅気分を盛り上げたかったので、現地のことを調べて、香りや湯色から旅の景色を思い浮かべるような使い方をしましたが、知るほどに、各温泉地の魅力がいろんなところで表現されていることを感じました。
感想を書いた2種類のお湯については、パッケージに書かれたことを元に、事前にいろいろ調べた上で浸かりましたが、どの入浴剤も湯色や香りが違うので、先入観なく使っても、新鮮な気分で浸かることができます。
アソートセットの箱からおみくじを引くように手にしたものを、そのまま開けて湯に溶かすなどしても、どれも特有の色や、花や果実をイメージしたものも含んだ良い香が楽しめるので、知らないからこそ「今回はどんな湯を楽しめるのか」という、いいドキドキ感を楽しめますよ。
私は、今回購入した「至福の贅沢」で、お湯も旅気分も、想定以上の満足感を得られたので、ほかのものも試すため「通のこだわり」も購入して、一番のお気に入り探しをしていきたいなと思っています。
お気に入りとは別に、真冬には、登別カルルスの450gボトルの用意もして、毎日しっかり暖まれるようにしておきたいです。
まるで温泉に行ったみたいになれる「日本の名湯」。
ぜひ、あなたも味わってみてください。