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温泉とお風呂の違いはどこにある?実は○○がほぼ同じだった

温泉

1000年以上前から存在したといわれている温泉。

温泉に入ると体が温まって、とても癒されますよね。

私は友達と入るよりは、一人でのんびりと入るのが好きです。

ところで「家でお風呂に入るのと何が違うのか」と疑問を感じたことはありませんか?

私はなんとなく温泉は特別なものだと考えていますが、具体的に家のお風呂とどう違うのか知りませんでした。

そこで、温泉とお風呂の違いについて細かく調査。

そして出た意外な結論を、いろいろな効果とともにご紹介していきます。

温泉とお風呂の違いとは?


温泉とお風呂にはどんな違いがあるんでしょうか。

温泉に関する基本的な知識を踏まえつつ、調査の結果分かった内容をお話ししていきます。

温泉の決め方

温泉とお風呂の違いについて話す前に、温泉の決め方について一度見てみましょう。

そもそも温泉とは、どのようにして決められているんでしょうか。

実は、お湯がただ湧いているだけでは温泉とは呼べません。

「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。

引用元:温泉法 第一章

簡単に言うと、水の温度と成分が基準を満たしていれば、液体でも気体でも、温泉であると認めてもらえます。

気体の状態でも温泉って言うんだ。

また温度は25℃以上が条件で、物質は下に書かれてあるもののいずれかを含んでいる必要があります。

遊離二酸化炭素、リチウムイオン、ストロンチウムイオン、バリウムイオン、フェロ又はフェリイオン、第一マンガンイオン、水素イオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、フッ素イオン、ヒドロヒ酸イオン、メタ亜ヒ酸、総硫黄、メタホウ酸、メタケイ酸、炭酸水素ナトリウム、ラドン、ラジウム塩

たくさん種類があるんですね。

ちなみに、温泉の効能はこれらの物質の溶け具合によって決められています。

適当に決めているわけでなく、ちゃんと基準があるんですね。

温泉とお風呂の身体的な効果は同じ

タイトルを見て驚いたかもしれませんが、これが私の出した結論です。

実は温泉とお風呂が私たちの身体に与える影響は、科学的にはそれほど違いが無いんです。

共通して働くのが、温熱による作用水圧による作用浮力による作用の3つ。

これらの効果は、温泉で気持ちいいと感じる理由と強く結びついています。

それぞれの効果について、詳しく解説していきます。

温熱による作用

温泉やお風呂で体が温まると、皮膚の毛細血管が広がり血行が良くなります。

血行が良くなると、例えばこんな良いことが期待できます。

  • 内蔵の働きが良くなる
  • 新陳代謝が高まって、体内の毒素が排出される
  • 免疫力アップ

入浴って気持ちいいだけでなく、こんなに体にも良い影響を与えてくれます。

毒素が排出されるとお肌がきれいになったりむくみが取れたりと、美容の面からみても嬉しい作用が。

まさに良いこと尽くめですね。

入浴の時間は、40℃前後のお湯なら15分程度が目安です。

水圧による作用

湯船の中で手を動かそうとすると、外で手を動かすよりも力を入れないといけません。

これは水圧によるもの。

水圧は、実は身体に良い影響を与えてくれるんです。

それがこちら。

お湯の水圧によって全身がマッサージされたような状態になり、むくみを解消します。また、水圧でしめつけることによって、血流の流れがよくなり「温熱作用」と同様、血液の流れがよくなります。

引用元:東京都市大学人間科学部教授、医師、医学博士、温泉療法専門医 早坂 信哉 先生

全身マッサージされているんだから、気持ち良いと感じるのは当然です。

いっぱい歩き回った後、湯船に浸かると足がじわーっと温まるのはこれが理由なんですね。

気持ちいいからって長く入りすぎると、水圧で心臓に負担がかかるので注意!

浮力による作用

水の中では浮力がかかり、体重はおよそ10分の1になります。

分かりやすいのが、プールに入ったとき。

プールでは水深が深くなると立つのが難しくなりますが、それは強い浮力がかかっているためです。

浮力によって重さが減ると、その分体を支えていた筋肉や骨の負担も減ります。

そのため、体がリラックスした状態になり、疲労を回復することができるというわけです。

温泉とお風呂の良い所それぞれ

温泉と家のお風呂の効果があまり変わらないということは、温泉に入る意味は無いのでしょうか。

いえいえ、そんなことはないです。

身体に影響する作用はそれほど変わらない温泉とお風呂ですが、心理的な作用について考えてみると、違いが見えてきますよ。

それぞれに良いところがあるので、魅力を紹介していきますね。

温泉の良い所

個人的に、温泉の良さって「非日常感が味わえる」というところにあると思います。

旅行先で入ったり、温泉に入るために出かけたりする。

そんな特別感は、温泉をよりリラックスできるものにしてくれると感じます。

この考えを後押しするのが、「転地効果」というもの。

転地効果とは、普段過ごしている場所と離れた土地にいることで、心と身体が癒されること。

新しい環境にいると、その環境に慣れるために脳が体に様々な命令を出します。

それによって、日々のストレスを和らげることができるんです。

また温泉の醍醐味であるきれいな景色や水が流れる心地よい音なども、癒しをもたらしてくれます。

お風呂の良い所

お風呂の良いところは、何といっても自由度が高いところ。

温泉だと人がたくさんいるので、お湯に入るときにも気を遣う必要があります。

しかし家のお風呂ならいつでも入れるし、好きなときに入ることができます。

そういった面でお風呂の方が好きな人もいるでしょう。

私は入浴剤が大好きで、気分に合わせて使えるようにいろいろな種類を常備していますが、家のお風呂なら入浴剤も入れ放題。

最近は本当の温泉のような香りがする本格的な物もでているので、忙しくて出かけられないときはお風呂に入浴剤を放り込んで、プチ温泉気分を味わっています。

浴室の照明を暗くすると、よりリラックスできるムードになりますよ。

ただし、うっかり寝ないように気を付けてくださいね。

何度かのぼせたことのある、私からの忠告です(笑)

まとめ

今回は、温泉とお風呂の違いについてご紹介しました。

結論は「温泉とお風呂の作用にはほとんど違いは無い」です。

温泉って何か特別感があったので、結論を出した私もびっくり。

温泉でいつもよりリラックスできると感じるのは、普段と違う場所にいることによる転地効果や、美しい環境からの刺激などの心理的な心地よさによるもの。

忙しくて温泉に行けないときも、工夫すれば家でも温泉のように癒されることができるんです。

照明の明るさを変えたり、入浴剤にこだわるだけで簡単になんちゃって温泉を楽しめます。

やったことが無い人は、ぜひチャレンジしてみてください。

温かい湯船に浸かって、明日へのエネルギーを蓄えましょう。

この記事を書いた人
タンサック編集部

こんにちは、タンサックと申します。
このサイトの名前にもなっているタンサックは、「探索」という意味です。
おふろタンサックでは疲れを癒したい、自分を磨きたい。そんなあなたの役に立てますよう、公式サイト以上に詳しく紹介することを心がけています。
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