最近、娘がお風呂に入浴剤を入れたがるのですが、よくある入浴剤のにおいって
少しきつくて苦手です。
もっと自然に近い香りをお風呂で楽しみたいけど、なかなか好みの香りの入浴剤に出会うのは難しい。
そこで今回、大好きなアロマオイルを利用して入浴剤代わりにできないか調査。
普段、お部屋の芳香や掃除などにアロマオイル(精油)を活用していましたが、実はお風呂では使ったことがありませんでした。
この記事では、入浴剤としてアロマオイルが使えるのか、お風呂でアロマオイルを使うメリットと具体的な活用法、安全に使うための注意点もご紹介します。
入浴剤に使えるアロマオイルと注意点
アロマオイルは入浴剤としても使えます。
ただ、使えるものと使えないものがあったり、注意しなければいけないこともあったりするので、具体的に紹介していきますね。
入浴剤に使えるアロマオイルの種類
アロマオイル=香りのするオイルの総称です。
私もはじめは知らなかったのですが、一般的にアロマオイルと呼ばれるものには天然のものと合成のものがあるんです。
このアロマオイルの違い、お風呂で使う際にはとっても重要なので、まずはじめに確認しておきましょう。
天然 | 人工 | |
名称 | 精油、エッセンシャルオイル | アロマオイル、フレグランスオイル、ポプリオイル |
成分 | 100%天然成分 | 人工的な合成香料を含んだもの |
特徴 | 植物の花、葉、果皮などに含まれる香りの成分だけを集めたもの | 精油に合成香料やアルコールなどを混ぜたもの |
香り | 奥行きのある繊細な香り
持続性は低い |
香りがきつく、不自然
持続性は高い |
価格 | 高い | 安い |
用途 | おふろ、マッサージ、コスメなどに使用可
美容や健康に役立てる |
香りを楽しむもの
心身への働きは期待できない |
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100円ショップなどで売られているものは人工のものです。
お風呂に使用できるのは天然のもの(精油)なので、この記事ではアロマオイル=精油と考えて読み進めて下さい。
精油は価格が高めですが、1本で長く使えるので、まだ持っていない方はお気に入りの一本を見つけて購入しましょう。
入浴剤として使う時の注意点
お風呂で使えるアロマオイルの種類を確認したところで、さらに注意するべき点についても確認しておきましょう。
直接お湯にたらさない
精油は水に溶けにくい性質を持っています。
精油をキャリアオイルなどで薄めずに、そのままお風呂に入れると水の表面に精油が浮いた状態になり、原液が肌に触れてしまいます。
バスタイム中は肌がお湯によって一層敏感になっているので、赤くなる、ピリピリするなどの肌トラブルが起こることも。
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はじめは何も無かったとしても、使い続けていくうちに肌トラブルがでてくることもあるので、必ず乳化剤などで薄めてから入れるようにしましょう。
塩にそのまま混ぜる
よく塩にそのまま精油を混ぜている人もいますが、実は塩単体では精油は水に混ざりません。
精油をただ塩だけに混ぜて湯船に入れるのは、精油を直接お湯に垂らすのと同じように肌に触れてしまう危険性があるのです。
必ずキャリアオイルや乳化剤などを使用するようにしましょう。
入れすぎない
アロマオイルをおふろに使う場合、1回につき2〜5滴が最適とされています。
特に慣れないうちは1〜2滴と少量から使うのがベスト。
香りが強すぎても気分が悪くなったりして、リラックスどころではないですかららね。
特に次に挙げるような皮膚を刺激する成分が含まれているものは、注意が必要なので、少量から使用するようにしましょう。
スパイス系(シナモン、クローブなど)
ペパーミント、ユーカリ、レモングラス
精油は植物の成分が高濃度に濃縮されているため、使い方にも十分な注意が必要なのです。
ここに挙げた注意点に気をつけて、安心安全にアロマバスを楽しみましょう。
入浴剤としてお風呂で使うメリット
アロマオイルは生活の中のいろいろなシーンで活用できますが、お風呂タイムに使うとメリットがたくさん。
続いてそのメリットをご紹介します。
アロマテラピーの効果抜群
お風呂場は一般的に気密性が高く、狭い空間。
そこに湿度の高さも加わって、香りが伝わりやすくなります。
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お部屋で使用するよりもグッとアロマオイルの効果が期待できますね。
スキンケア効果も期待
アロマオイルはその種類によっては、スキンケア効果が期待できるものもあります。
保湿効果のあるカモミール、肌をやわらかくしてくれるローズなどがその代表的なもの。
湯船に入れることで、全身にアロマの効能を得ることが期待できます。
手軽に楽しめる
リビングなどお部屋で楽しむ場合は香りを拡散させるためにアロマディフューザーなどの道具が必要ですよね。
私の家にあるディフューザーは超音波式のものですが、水を入れ替えたり、お手入れしたりが面倒な時も。
お風呂の場合は狭い空間なので、広く拡散させるためのディフューザーなどの器具は必要ありません。
直接お風呂に入れてもいいし、どこの家にもあるマグカップを使ってもOK。
より簡単にアロマを楽しむことができますよ。
自分の好きな香りを選べる
アロマオイルは効果や効能も大事ですが、やはり自分の好きな香りを楽しむことが一番のリラックス。
いくらいい効能があっても、苦手な香りってありますよね。
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私もアロマオイルで気分が悪くなった経験があります。
アロマも奥の深い世界ですが、あまり難しく考えず楽しみましょう。
お風呂でどうやって使えばいい?
それでは、お風呂でアロマオイルを楽しむ具体的な方法を見てみましょう。
使い方としては大きく2種類。
・アロマオイルを湯船に入れないで香りだけ楽しむ
湯船に入れて楽しむ
まずはアロマオイルを湯船に入れる入浴剤としての楽しみ方をご紹介。
アロマオイルはそのままお湯に入れても混ざらず、表面に浮いた状態になってしまいます。
そのため、次に紹介するようなお湯に溶かすためのものが必要です。
キャリアオイルをプラス
キャリアオイルとは植物の葉や果実から抽出されたオイル。
代表的なものには、オリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイル、椿油などがあります。
・スイートアーモンドオイル…マイルドで、乾燥肌に効果あり。
・ホホバオイル…無臭でほぼ腐敗することがなく、品質が非常に優れている。
使う量はキャリアオイル小さじ1程度にエッセンシャルオイル2-3滴を目安に。
乳化剤をプラス
乳化剤?とあまり聞き慣れないことばですが、要するに水とオイルなど本来混ざり合わないものを、混ぜ合わせてくれるものです。
乳化剤を使うことで、アロマオイルがお湯に完全に混ざりあい、お肌への刺激を和らげることができます。
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肌の弱い人には特におすすめ。
乳化剤はアロマバス専用のものが売っていますので、アロマ専門店やネットで探してみましょう。
乳化剤を選ぶときは、無香料のバスオイルで、天然由来成分を使用しているものが◎。
こちらの商品がよさそうです。
【ケンソー】 アロマ用 バスオイル 200ml[KENSO/無香料]
引用:https://item.rakuten.co.jp/cafe-de-savon/d7k150202/
使う量は乳化剤大さじ1程度にエッセンシャルオイル2-3滴を目安に。
天然塩をプラス
天然塩とは精製された食塩とは違い、自然のままを凝縮したものです。
岩塩、死海の塩、海塩など。
ミネラル分が多く、保温作用・発汗作用があります。
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発汗作用があって、ダイエットにもよさそう。
ただ、塩だけでは精油はお湯に溶け切らないため、天然塩だけはひと手間必要です。
アロマオイルをキャリアオイルや乳化剤に混ぜ、それを天然塩に混ぜて使用しましょう。
湯船に入れずに楽しむ
お湯の中に精油を入れない方法でも、香りだけで十分に楽しめます。
より手軽で安全な方法になるので、小さい子供やお年寄りにも安心ですね。
①床にアロマオイルを垂らして使う
- まずシャワーをだして、浴室を温めておく。
- 浴室が湿気でいっぱいになったら精油を床に数滴垂らす。
②マグカップを使って
- マグカップにお湯を入れる。
- マグカップの中に精油を数滴垂らす。
③おふろに浮かべるアロマポット
湯船に浮かべて、香りとライトの演出も楽しめる商品を発見。
引用:https://item.rakuten.co.jp/k-lalala/adf08-yr/
この商品はお風呂のお湯で芳香させる自然蒸散タイプなので、よりやさしい香り。
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光と香りに癒やされて、贅沢なバスタイムになりそうですね。
目的別おすすめアロマオイルと入浴法
入浴の目的は身体を清潔にする以外にもいろいろあると思いますが、心身への働きかけで代表的なのは、リラックスとリフレッシュではないでしょうか。
疲れた身体をリラックスしたい時と、気分をリフレッシュさせて元気になりたい時では、選択する香りやおふろの温度なども違います。
それぞれおすすめのアロマオイルと入浴法をまとめました。
リラックスしたいとき
リラックスしたいときの入浴のポイントは次のとおりです。
おすすめの香り | ラベンダー、ゼラニウム、オレンジスイート、マンダリンレッド |
温度 | 40度以下 |
お湯の量 | 半身浴、部分浴 |
活動量が多く、身体がこわばりやすい人には特におすすめの入浴法です。
ホットタブなど無香料の炭酸系入浴剤をプラスすると、血行促進や新陳代謝をアップさせ、肩こりや冷え、疲労回復にもより効果的です。
リラックスといえば、ラベンダーはその代表格ですが、「万能精油」と呼ばれ、その他の様々な効能も期待できます。
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痛みを和らげる作用で頭痛、肩こり、筋肉痛に効き、美肌効果も。
ただ、ラベンダーのにおいが苦手な人もいると思うので、柑橘系の香りなどをプラスするとより使いやすくなります。
よりマイルドな香りになるので、ぜひ試してみて下さいね。
リフレッシュしたいときに
続いて気分をリフレッシュしたい時の入浴のポイントをご紹介。
おすすめの香り | ローズマリー、グレープフルーツ、レモン、ユーカリ |
温度 | 41度以上 |
お湯の量 | 肩までつかれるくらい |
一日中家で仕事していた、外にあまり出ていないなど、活動量が少なめの人におすすめの入浴法です。
プラスするとしたら、天然塩がおすすめ。
熱いお湯に塩を入れることで、熱をはやく伝える、湯冷めしづらくするという効果が期待できるからです。
おすすめ精油の中でも一押しは、スッキリ系の香りのローズマリー。
脳を刺激し、記憶力を高めるといわれています。
また「若返りのハーブ」とも呼ばれ、皮膚を引き締める働きもあり、肌のたるみ予防も。
その日の気分や入浴の時間帯にあわせて、快適にアロマバスを楽しんで下さいね。
初心者におすすめの精油ブランド
アロマオイル(精油)は様々なブランドがあって、選ぶのに悩んでしまいますよね。
値段もけっして安くはないので、せっかくなら信頼あるブランドの良質な精油を選びたいものです。
私が使っているものはアメリカのメーカーのもので品質はいいのですが、紹介制かつ店頭では販売していないものなので、手に入りにくいのが難点。
今回は初心者の方向けに、店舗数も多く、比較的購入しやすいブランドを挙げてみました。
生活の木
引用:https://onlineshop.treeoflife.co.jp/ec/proSet/1/SET080017
1955年に原宿・表参道で誕生したナチュラルブランド「生活の木」。
全国各地に110店舗の直営店があり、近くのお店で実際に香りを確かめることができるのも魅力です。
扱う精油は170種類以上で初心者から上級者まで好みに合った精油が手に入ります。
1mLから1,000mLまで幅広いサイズが取り揃えられており、特に少量サイズから購入できるのは魅力的。
![](https://ohuro-tansac.com/wp-content/themes/cocoon-master/images/woman.png)
少量サイズは初心者にもトライしやすいですね。
エンハーブ
引用:https://www.enherb.jp/shop/r/r20000000/
「エンハーブ(enherb)」は、心と身体の癒しと美容、そして健康のための「メディカルハーブ」を提供する、ハーブ専門店。
日本人に合わせてブレンドされたハーブティーやエッシェンシャルオイルを主に販売しています。
他のブランドに比べてお値段は高めですが、植物そのもののエネルギー感じられる香りの良さには定評があります。
全国主要都市に直営ショップを展開しているので、お近くに行った際はぜひ試してみて下さい。
フレーバーライフ
引用:https://www.flavorlife.co.jp/
「Flavor Life(フレーバーライフ)」は、アロマテラピー専門ブランド。
アロマオイルの販売はもちろん、オイルの原料の輸入、製造を一貫して取り組んでいます。
フレーバーライフをおすすめするポイントは良質な精油をリーズナブルな価格で購入できるということ。
店舗は少ないのですが、Amazonや楽天でも購入でき、価格も比較的安いので、気軽に試したい人におすすめです。
まとめ
今回の記事では入浴剤としてアロマオイルが使えるのか、お風呂でアロマオイルを使うメリットと使い方、注意点についてご紹介しました。
今回調べてみて、アロマオイル使用歴のわりと長い私でも知らなかったお風呂での使い方もありました。
私自身も今後、家にある精油を利用して、いろいろ試してみたいと思います。
注意点にも紹介したように、使い方次第ではリラックスどころか、トラブルが現れてしまったりもするので、十分に注意しましょう。
また、アロマオイル選びも重要。
100%天然の成分で作られた、心身に働きかける効果のある精油を選びましょう。
ぜひお気に入りの香りを見つけて、バスタイムを楽しんでみて下さいね。