マイクロバブルシャワーが何だか良いらしい。
交換用のシャワーヘッドを探していた私に、その情報が刺さりました。
なにせ美肌にもつながるというのですから。
「シャワーヘッドを交換する予定なのだし、キレイにつながるのならぜひ選びたい!」
しかし、そもそもなぜ良いと言われているのでしょうか。
もしも薬品でバブルを作っているのなら、身体に良いとは言えないし。
精密な機械がシャワーの中に入っていて、水濡れが気になったらどうしよう。
自他ともに認める文系女子の私は、そんなことまで考えてしまいます。
そこでいざ、マイクロバブルが良いと言われている理由を調べてみました。
化学もダメだし数字もダメ。
それでも知りたいマイクロバブルシャワーの秘密。
難しいことは分からないけれど、美容にも良いと言われてる理由って一体何だろう。
理系オンチの私と一緒に、あなたもその「はてな」にせまってみませんか。
マイクロバブルのシャワーヘッドって?
マイクロバブルのシャワーヘッドは、水と一緒に小さいバブル(泡)が出てくるシャワーヘッドのことです。
初めてそれを知った時は、ジャグジーのようなリッチ泡を想像した私。
シャワーからポコポコ泡が出るってことなのかな!?
しかし、それは大間違いでした。
マイクロバブルとは、「マイクロサイズの泡」という意味。
その言葉通り、小さいという言葉では足りないほどの極小サイズだったんです。
しかも、マイクロバブルよりもさらに小さい、ナノサイズの泡まであります。
これらは、その大きさによってちゃんと呼び名が決まっていました。
このように、マイクロバブルは「ファインバブル」の中の1つだということがわかります。
もう1つのファインバブルであるナノサイズの泡は、「ウルトラファインバブル」というのが正式なお名前でした。
すごく小さい泡のことを、まとめてファインバブルというのね。
ですが、この図を見てもいまいちピンとこなかった私。
結局は、こんな風に考えることにしたんです。
「マイクロ」とか「ナノ」とか言われても、頭に入ってこなくって。
こうやって考えたら、やっと覚えることができました~。
マイクロバブル・・・2~5歳の幼児
ウルトラファインバブル・・・赤ちゃん
しかし、バブルの大きさで何かが変わってくるのでしょうか。
温泉の泡風呂みたいに、小泡の方がマッサージ感が強いとか!?
小さいからって何かメリットがあるのかな。
極小ファインバブルならではのメリット
泡が小さい1番のメリット。
それは、バブルが小さいほど寿命が長いという点にありました。
つまり、小さければ小さいほど、バブルが水の中で生き続けていたのです。
例えば、お風呂の底からバブルが上昇するとしたら、かかる時間はこんなにも違いが。
私の家の浴槽の深さが50cmだったので、それで比較してみると・・。
もちろん計算は友人のリケジョにやってもらいましたよ。
泡なんだから、すぐに消えるとばかり思っていたのですが。
このご長寿加減に、開いた口もふさがりません。
それぞれのバブルは、こんな風に上がっていくのだそうです。
◆ミリバブル◆
目で見える大きさのミリバブルは、いち早く水面に上がって破裂してしまいます。
ちなみに、その速さはウミガメ並みだとか。
それを速いと言っていいのかは疑問・・。
◆マイクロバブル◆
ファインバブルの大きいほうであるマイクロバブル。
水面まで出ようとしますが、そのほとんどが水の中で消えてしまいます。
ただ移動スピードは、かたつむり以上に遅いそうです。
もはや止まっているかのようなスピード感。
水の中で白く見える部分(マイクロバブルの泡)がなかなか消えないように感じるのは、このスピード感のせいなのかもしれません。
◆ウルトラファインバブル◆
ベイビー泡のウルトラファインバブルは、ただただ水の中を行ったり来たり。
水面へ出ていかず、辺りをヨチヨチはい回っている姿は赤ちゃんそのもの。
それが数か月も続くことがあるというのですから、そのパワーは計り知れません。
小さければ小さいほど、ホント長生きしてます。
ということは、もしもファインバブルのお風呂を、抜かずにそのまま残しておいたら・・。
数か月後も、そのままベイビー泡が生き残っているということになりますね。
そんなお風呂に入りたいかは別として、そのお湯(お水)には憧れすら感じてしまいます。
だって泡が長生きだからこそ、極小泡のこんな特徴を存分に感じることができるのですから。
マイクロバブルシャワーが魅せた特徴
ここから先は、メーカーによって説明が少しずつ違ってきていました。
そのシャワーヘッドによって、できるバブルの大きさも違えば発生する量も違うからなのです。
マイクロバブルシャワーの秘密に迫ってきた気がします!
ですが、それぞれのサイトを比較していくと、共通して書かれている特徴もありました。
そう、それこそがまさに、マイクロバブルシャワーがもたらす利点。
この極小泡たちが思わぬセンセーションを巻き起こしていることを、私はここで知るのです。
人もペットも根こそぎ洗浄はおまかせ
小さいという言葉では表現できないほど、その極小ぶりが見事なファインバブル。
では、その大きさがどれくらいのサイズ感かというと・・。
私たちの皮膚の毛穴と比べると、こんなにも違う大きさでした。
この図でもやっと見えるくらいのウルトラファイバブルに至っては、ウイルスと同じ大きさだというから、また驚きです。
そりゃ、見えないはずだわ~。
感覚がマヒしてくるので確認ですが、決してミリバブルが大きすぎるわけではありません。
ミリバブルだって、確認できる泡としては最小レベルなんですから。
ファインバブルの小ささが圧倒的すぎるんです。
特に、ベイビー泡であるウルトラファインバブルの小ささにはビックリ。
ポコポコとする大きな泡と違って、毛穴の中に入っていくことだってできます。
この、中まで入っていった極小バブルがどうなるのかって?
それが、薬剤も何も使っていないのに信じられないことなのですが・・。
ナノサイズのウルトラファインバブルが、毛穴のお掃除をしてくれるというのです。
この図によると、バブルが汚れをキャッチしてくれるということになりますね。
キャッチした後は、そこにとどまらずに浮いてくれるという至れり尽くせりの働きぶり。
毛穴に侵入可能なサイズ感が、このお掃除作戦を成功へ導いていることは間違いありません。
水中や肌表面の汚れなら、マイクロバブルも活躍してくれます。
また、人間だけでなくペットのシャンプーだってもちろんOK。
以前に犬を飼っていたのですが、1週間くらい経つとにおいが出てくることもありました。
花粉の時期なんかは、散歩から帰った後が大変だったし。
黄砂が降った時も、毛に砂をくっつけてました。
そんな時でも、お家ですぐに洗浄してあげられるのはいいですよね。
その頃は違ったのですが、今はマイクロバブルでシャワーをしてくれるサロンも多いそうですよ。
お店だと¥5,000くらいしてたから、かなりの節約にもなっちゃいます。
そして何より、家族の一員であるペットの気持ちよさそうな表情を思い浮かべたらもう・・。
水分の浸透で肌を保湿!バブル奮闘記
ファインバブルが肌や毛穴のお掃除をしてくれると、さらに良いことが待っています。
それは、洗浄されることによって、バブルである酸素が肌の奥へ侵入できるようになることです。
「毛穴のつまり」なんてよく言いますが、つまらせてるのは目に見える汚れだけではありません。
皮脂汚れ以外で毛穴をふさぐものの筆頭、それが界面活性剤です。
シャンプーやボディソープ、スキンケア製品にも含まれてます。
これらの界面活性剤がお肌に残っていると、お肌の水分の状態にも影響するそうなんです。
要注意なのが、この合成の界面活性剤。
図のようにお肌の上に残ったままになる上、最後には皮膚の細胞の一部を溶かしてしまうんです。
同じ界面活性剤でも、石けんは「合成」ではありません。
ですが、だからといって今まで使っていたアイテムを、すぐに止めてしまうのも少し問題。
ウォータープルーフなどメイクもパワーアップしているので、優しめの成分では汚れをしっかり落とせない可能性があります。
合成界面活性剤を使わない代わりに、汚れが残るなんてイヤですよね。
こんな時に、やっぱり頼りたいのがマイクロバブルシャワー。
極小泡のファインバブルが、合成界面活性剤をはじめとする見えない汚れを取り払ってくれると、水分が浸透しやすいお肌に戻るのです。
マイクロバブルシャワーを使うと、お肌の水分量がアップするという結果が出てるんですよ。
しかも、その毛穴から、水はウルトラファインバブルを肌の中へ連れていくことが可能に。
バブルの正体は酸素ですから、酸素を肌に取り入れることができるということになりますね。
基礎化粧品でも有名なオルビス(ポーラオルビスグループ)でも、こんな研究結果が出されています。
酸素をお肌の中に連れていけることは、究極のスキンケアだったのです。
良かれと思っていたスキンケアが、実は肌をふさいでいたという事実に驚愕。
それと同時に、バブルが汚れを除去するだけでなく、美肌につながる役割を果たしていたとは。
デメリット無しの極小泡に、ただただ「ほぅ」とうなづくばかりです。
泣き爆発の血流マッサージで保温アップ
先ほど、ファインバブル(キッズ泡とベイビー泡)は長生きだということがわかりました。
特にナノサイズであるウルトラファインバブルは、数ヶ月以上も生き続けるという話も。
しかし、どんなに長生きといってもいずれは消えてしまう運命。
悲しいけれど、お別れの時はやってきます。
ですが、その去り際がスゴイ!
泡が消える瞬間に、すごい爆発状態になるというのです。
しかも、小さくなればなるほど、その爆発はひどいものに。
確かに、お菓子なんかを見せるとすぐに泣き止む2歳児と比べて、赤ちゃんの泣き続けるパワーはすさまじいものがありますよね。
ですが、この爆泣きする赤ちゃん泡には、思わぬメリットがありました。
それは、爆発の衝撃によるマッサージ。
特に、毛穴の中で爆発した場合は、近くの毛細血管を刺激するので、血流アップも期待できるといいます。
マッサージといっても、泡を実感することはないそうです。
毛細血管といえば、よく育毛剤のCMにも出てくるワード。
私は髪の毛の量が少ないのを気にして、この毛細血管を活性させるべく、今までこんなものを使ってきました。
- 頭皮ブラシ
- 泡洗浄シャンプー
- 女性用育毛剤(医薬品)
でも、かゆくなったり乾燥したりして、肌へ刺激を与えてしまうことの難しさを実感したんです。
アトピーなどの肌トラブルがある人なら、その思いはなおさらではないでしょうか。
その点も、マイクロバブルのシャワーヘッドなら安心できます。
だって原材料(?)が、水道水と空気ですから。
それに、血流がアップすると、シャワー上がりでもポカポカになることだって考えられますよね。
ファインバブル衝撃波のマッサージが、保温に一役買っていると言えそうです。
本物の赤ちゃんなら、どうにかして早く泣き止ませようと四苦八苦するところ。
だけど、バブルに関してはどんどん爆泣きしてほしいな。
バブル発生ヘッドには節水効果が必須?
マイクロバブルのシャワーヘッドでは、節水の効果を挙げているものが多く見られました。
節水の仕組みとしては、水を少なくしても変わらない水圧を実現するというものです。
その節水率は、30~50%ほどアップするというのですから見逃せません。
4人家族だと、年間2万円ほどの節約になることもあるそうです。
(東京都で節水率50%のヘッド使用の場合)
ですが、マイクロバブルシャワーでの節水は、普通のものとはワケが違います。
バブルを生み出すヘッドは、逆に「節水」と記載のあるものの方がいいのでは・・と感じたくらい。
その理由の鍵となるのは、極小のバブルを発生させるために必要なヘッド内の「装置」。
マイクロバブルシャワーでは、この装置が障害物となって、水の勢いがかなり弱くなってしまう場合があるんです。
どんなに良いシャワーヘッドでも、出てくる水がチョロチョロだったらガッカリですよね。
また、水の勢いが無くなった分、シャワーを浴びる時間が長くなることだって考えられます。
そうなってしまうと水道代だけでなく、ガス代のアップにも。
バブルを発生させるために必要不可欠な装置は、水の勢いに関して言えば、少し残念なポイントだったのです。
でも、コレが入っていないとファインバブルは生まれないし・・。
だからこそ、マイクロバブルシャワーには、水の勢いをアップさせる節水の工夫が欠かせません。
節水の仕組みを利用して水圧を上げないと、水は放射線を描かずにボトボトとその場に落ちてしまうことでしょう。
そんなハズレ商品を買わない見分けポイントは「散水板」。
一般的には、
- 穴が小さめ
- 穴が散水板の真ん中に多い
こういったものだと、水の強さを感じられるそうです。
また、ヘッドの先端に作られた穴から入ってくる空気を使って、勢いをアップさせているものも。
こういった工夫が購入の際のポイントになりそうです。
重要なのは、節水そのものではなく、節水の仕組みを利用したヘッドになっているかということ。
なかなかお試しが難しいシャワーヘッドだからこそ、購入の際はその工夫をしっかり見極めましょう。
実際に、節水の効果を書かれていながら、まったく感じられない商品もあるそうなんです。
節水のパーセンテージだけを気にしていると、チョロチョロのシャワーでストレスフルになってしまうかもしれませんよ。
泡を生むシャワーヘッド特徴まとめ一覧
見た目は何の変りもない、ただの水。
ですが、シャワーヘッドの中を通るだけで、かなりの特徴が現れました。
また、バブルを発生させるヘッドだからこそ、水の勢いが落ちないか心配だったんです。
そこを、散水板などの工夫で、節水まで期待できるなんてうれしいですよね。
そんな、マイクロバブルシャワーの特徴を、ここで一旦まとめてみます。
- ファインバブルが肌や毛穴をお掃除してくれる➡洗浄
- 汚れが除去されることで酸素がお肌へ浸透する➡保湿
- バブル爆発による衝撃で血流アップのマッサージ➡保温
- 発生装置の障害物をものともしないヘッドの工夫➡節水
しかも、極小サイズの泡の寿命が長いことが最大のメリット。
泡が長く生き続けてくれるからこそ、上のような特徴もすぐに終わることがありません。
あの小さなヘッド内に、どれだけスゴイ技術がつまっているんだろう!
そうなってくると、気になってくるのはシャワーヘッド本体のこと。
こんなにもスゴいヘッドなら、早くダメになったりしないかな。
マイクロバブルシャワー寿命の延ばし方
こんなに良いことばかりなら、気になるのはその寿命。
バブルだけでなく、ヘッド自体にも何とか長生きしてもらいたい。
でも、その心配も必要なさそうです。
だって、マイクロバブルの発生は、電気などの力ではないのですから。
発生方法は商品によって違いましたが、どれもヘッド内に工夫をしてあり、コンセントや充電も不要だったのです。
電化製品のように、あらかじめ決まった寿命もありませんでした。
しかし、どんなに動力がないといっても、シャワーヘッドだってモノ。
ただでさえ、塩素を含む水道水が通るんですもん。
きっと、「もしも」だってありますよね。
カルキによるヘッドの目づまりなんかも気になるところ。
バブルが生きてても、本体から出てこないんじゃ意味ないですもん。
そんな時には、普通のシャワーヘッドと同じように、中性洗剤でのお掃除がベスト。
道具も、柔らかい布やスポンジがいいようです。
また、ヘッド部分をクエン酸などにつけるのも1つの方法。
ヘッド部分を取り外せば、ホース部分に邪魔されずにつけ洗いもできそうですね。
それに、マイクロバブルシャワーの中には、パーツごとにかなり分解できるものも。
「キレイになるための水」が出てくるんだから、汚れをしっかりチェックできるのはありがたい。
マイクロバブルのシャワーヘッドは、掃除がしやすいほど長持ちすると言えるのかもしれません。
今まで見過ごしてきたヘッドの目づまりも、今度こそは許さない!
できるだけ長く使いたいから、お手入れのしやすさは重視したいポイントです。
まとめ
マイクロバブルのシャワーヘッドは美肌ケアに良いらしい。
でも、その理由って一体なんだろう。
交換用のヘッドを探していた私は、今回その謎に挑んでみました・・理系オンチなりに。
でも調べてみてよかったです。
マイクロバブルについて知った今だからこそ、そのスゴさを実感せずにはいられません。
毛穴に入り込むほどの汚れをキャッチしてくれたり、また肌の保湿だって。
シャワーなのに、体をポカポカさせてくれることも考えられます。
洗浄・保湿・保温の全てを叶えてくれることが、マイクロバブルシャワーの秘密だったんです。
これを聞けば、もはやどんな美容液も顔負けに思えてきました。
心配だったバブル発生方法も、電気もいらず精密機器でもありません。
節水の効果で、水道代も浮いちゃうかも。
美容には維持費がかかるものですが、これなら「続ける」という感覚さえ忘れてしまいそう。
いつものシャワーヘッドを、ファインバブルが発生するヘッドに変えるだけ。
こんなにラクな肌ケア術があったなんて!
がんばらなきゃダメの美活は、これでやっと卒業できそうです。